ペンとトーン
劇画世代のマンガ家さんならNGを出してしまいそうな背景ですが(笑)。
あの世代の方々は背景とかだけではなくて、肌の影などもペンタッチ(カケアミ)で表現するような作風でしたね。銅版画みたいに精緻で、高い技術力を要求される作業なのですが。
とはいえ、当時は見ていて何となく画面が重く感じられて、もっと無機質で生活感のない画面を求めるような気持もありましたけど。
何というか、どんな世代でも既存の価値観とは違った新しいことをやりたがったりするものでして。自分が20歳くらいの頃は、アニメ>マンガ、みたいなところもありましたかなー。夢見たのはマクロスの三段影。たぶんああいう感じをマンガでもやりたかったのかも。
その頃からスクリーントーンを貼りまくるのも流行始めたりして、トーンでできることはなるべくトーンで、みたいな方向でした。一般マンガ誌とは少し違った、美少女誌特有の画面作りですね。流行もとっくに過ぎて、何もかも過去の話となりましたけど(笑)。
でもってこうして流行が過ぎてみると、ペンによるカケアミ表現のようなものを全然やってこなかったので、いまになって苦労しているという…。自分の場合も独学です。
都会の近代的なビルなどはトーンでもまあいいのですが、古い建物になってしまうと、やはりペンタッチがいるなあ。












トラックバック用URL:
コメントする